高嶺の花男くん

今のコト 過去のコト

キセキ

『岩田先生❗️遅いじゃないですか~』


と、寝癖くんに言われたその人は…


『いやー、すみません💦

なかなか終わらなくて…』と。


えー、この人が岩田先生?😳

あー、声も良いわ😳


で、先輩の知り合いの先生が

『岩田先生、ここどうぞ』と

先輩の隣の空いている席を勧めた。



わー!そこかぁ。先輩の隣かぁ。

端と端じゃん…話しもできないわ…

と落ち込む。


でも


『あ、大丈夫です😊』と言って

他のテーブル席から空いている椅子を

持ってきて…私の隣に置いた。


えっ!えっ!えーっ?😲

ここ?ここに来ちゃうー?

みんなびっくりしてるよ?

いや、私が1番びっくりよ。


ロマンスの神様…ありがとう😭

星占いは見て来なかったけど

今日会う人と結ばれるー?…💑


で、『何飲んでるんですか?』と聞かれ

『レモンサワーです😊』と言うと

カウンターに行き何やら頼んで…

戻ってきて『はい、どうぞ😊』と

爽やかな笑顔でレモンサワーを渡される。

先生はウーロン茶。


私の飲んでたレモンサワーが

残り少なかったから

持ってきてくれたみたいで。



で、改めて、みんなで乾杯をした。


岩田先生とは話が盛り上がり

寝癖くんには悪いけど、私は岩田先生が

いる左側ばっかり見てたかも。


その当時、3代目J SOUL 何ちゃらって

グループはなかったけど

そのグループの岩ちゃんに似てるかな。

いや、岩ちゃんよりかっこいいけど。

笑顔が爽やかで。



車の話しになり…

岩ちゃんは、ちょっと目立つ車で。

朝の通勤の時にすれ違ってるかも?って

言ったら、毎朝見てましたって。


岩ちゃんだとは知らなかったけど

毎朝見かけてた。目立つし。

そっかぁ。岩ちゃんだったのかぁ。


そしたら…

『今日、来るの遅くなったんで車で

来たんですよ。

もし、良かったら帰り送りますよ😊』って。


あー、だからウーロン茶か。

って!えー😲冗談だよね…

ロマンスの神様ー💑


楽しい時間は、あっという間で。

帰ることになり、外に出て。

先生達はラーメン食べに行くみたいで

先輩と、私達も行く?って話してたら…


岩ちゃんが車に乗って近くまで来て

窓を開けて…


『花子さん、送りますよ😊』って。


えっ、冗談じゃなかったのー?って

びっくりして思わず

『えっ、大丈夫です。歩いて帰ります😂』と

言ってしまった😱


寝癖くんが『岩田先生もラーメン食べに

いきませんか?』と、お誘いすると

『あ、僕は帰るので。すみません😊』と。


そして『花子さん、送ります。

乗って下さい😊』って。


笑顔にとろけてる私に


『花ちゃん、行ったら?チャンスだよ😁』

と先輩に小声で言われて


『じゃー、すみません。お先に…😓』

と言って、岩ちゃんの車に乗った。



『ラーメン食べに行かなくて良かった

んですか?』と聞くと

『ラーメンより花子さんと話がしたかった

です😊』って。


うひゃー。爽やかな笑顔で😳

ラーメンより花子さんが食べたいって

言われるかと思った…😰


浮かれて自宅までの道案内を忘れる私。

何も聞かず走る岩ちゃん。


気づいたら家とは逆方向に。

で、『あ、すみません。家は逆です😓』

と言ったら…

『あ、そうなんですか?

時間大丈夫なら、少しドライブでも…』

と言ってくれたので、そのまま走ることに。



途中の自販機で飲み物を買って

港に車を止めて話をした。

隣を見ると、爽やか笑顔の岩ちゃん。


『今日は満月ですねー』と言われ

Tさんを思い出す。

ムラムラしてるのかなって。



1時間くらいかなー、話して帰ることに。

今度は、ちゃんと道案内して。


自宅前で…

『楽しかったです。

ありがとうございます😊』と言ったら


『僕も楽しかったです😊

また飲みに行きませんか?

次は僕も飲みます😊』と言ってくれたので


『はい。次は先生も飲みましょ😊』と

言って車から降りた。



次の日、先輩から電話がきて

あれから、どーなったのかを

詳しく説明させられて。


『あー、花ちゃん誘わなきゃ良かった~』

と冗談なのか…本気なのか…言われた😨



岩ちゃんが私の隣に来てくれたのは

キセキとしか言いようがない。

背が高いだけでモデル体型じゃなく

顔はブス。

ほんとロマンスの神様のおかげ。


結ばれることはなかったけど😚

冬空

Tさんからの電話で、Mさんのことを

すっかり忘れてしまって。


電話を切ってから思い出したけど

行かなかった。


行ってたら、どうなっていたのかは

何となく想像できる。

それを望んでいたのかもしれないけど。


Mさんとは、あの日が最後。

あの雪の降る中で、ドラマのように

抱き合ってキスして。

綺麗な想い出のままで。



と言っても、なかなか忘れられず

やっぱり、あの時、行ってたら…なんて

後悔までしたり…。



そんな日々を過ごしていると会社の先輩から

飲み会のお誘いが。


またMさんに会うかも…なんて少し期待…


『高校の先生と仲良くなって

今度飲みましょうってことになったの。

じゃ、友達誘いますね~って言ったら

じゃ、僕は先生に声かけてみますって。

かっこいい先生来るといいね💕』


先輩…今日…化粧濃くないですかっ😲

と思ったけど言えず。

あー、それなら私も、ちゃんと化粧して

くれば良かったー。

先輩、飲み会としか言わないし。ズルいな😤


いつもの店に。


先輩の友達2人も来てて、女は4人。

で、先生も4人。

んーと…良さげな人がひとり。

競争率高そうだなー。

この中で私が一番下っ端だから…

遠慮しないとダメだよなー。先輩だし。

なんて考えながら飲み会が始まる。


私は一番端の席。隣は夜なのに寝癖の先生。

話しするけど、会話が続かない。

向かいの席に座っている先輩の友達を見ると

同じく会話が続かない。

楽しそうなのは先輩と、先輩の知り合いの

先生だけー。



すると!

『岩田先生、遅いですね?』と寝癖くん。


女子全員、その台詞に反応した。



でも、なかなか来ない岩田先生。

焦らされるのは嫌いじゃないけどね。


入口のすぐ近くに座っていた私達。

すると…ドアがバーンって勢いよく開いて

そこに男の人が…


わー‼️誰ー?かっこいい~😍


と思ったら


『岩田先生❗️遅いじゃないですか~』って。

sign

『俺ひとりだから…』


どうして、そんなこと言うの?

ひとりだから…?



私の考えてることが分かったのかK子が

言う。


『花子、ダメだよ。

Mさん、結婚してるんだからね。

辛くなるだけだよ。今よりもっと。』


うん、分かってる。

でもね…好きで…忘れられなくて。

どうしたらいいのかわからない…


『好きなのも、忘れられないのも

分かってる。

でも、今、Mさんのとこ行ったら

もっともっと忘れられなくなっちゃうよ。』



そうだね…



K子がトイレに行くと、Mさんが来た。


『俺、帰るけど…まだ飲んでるのか?』


うん…


『そっか…』


…ホントにひとりなの?


『うん。ひとりだよ…』


じゃー、行っちゃおうかな(笑)


『うん…来るか?』



そんな真面目な顔で言わないでよ。

本気にするから。



ここでK子が戻ってきた。


『何二人で話してるのー?』ってK子が

言うと


『K子の悪口だ(笑)』ってMさん。


で『じゃ、俺は帰るわ。またな😊』って

帰ってしまった。



『何言われたの?誘われた?』とK子に

聞かれたけど、『来るか?』って言われた

ことは言えなかった。

『ダメだよ』って言われることは

予想できたし。


その後、少し飲んで帰ることに。



家に帰ってきても、Mさんのことが

頭から離れない。



このまま何も考えずに行ってみようか…

K子が言うように辛くなるのは

十分わかってる。

でも、何もしなくても忘れられないなら

最後でもいいからMさんと…


うん。行こう…

私の中で答えが出た。



その時、電話がきた。Mさんかもって

ドキドキしながら出ると…


『花子?もう帰ってきたのか?』


…Tさんだった。


飲みに行くことは言ってたので

いないかも…と思いながらも電話したと。

仕事中だけど声が聞きたくなったって。


でも、すごいタイミングだね。

何か察知したのかな…


『花子、今日は満月だなー。

ムラムラするー』


満月じゃなくてもムラムラしてるじゃん(笑)

会えないんだから我慢してね。


『我慢できねー。

花子はムラムラしないのか?』


しないよ(笑)



…ごめんね。Tさん。

さっき、他の人に会って、ムラムラじゃ

ないけどキュンキュンしちゃった。




『花子…ちょっとエッチな声、聞かせて?』



ひゃー😲

ちょっとドキドキしたけど…


無理。ムリムリムリー😳